ご安心ください。お肌との親和性の良いマイクロファイバー生地の伸縮力と着用時にかかる負荷を想定したパターンをもとにショーツを円形に縫製することでヒップ、ウエストにジャストフィットして、ズレ落ちたりはしません。

マイクロファイバー素材は耐久性があり、通常洗濯で４００回までスレッチ伸度と伸縮率の低下や型くずれ、マイクロファイバー繊維自体の損傷がないことが堅牢度試験の結果出ております。

縦横に伸縮する2WAYストレッチは、通常のストレッチ繊維の約4倍〜7倍（東レ公式発表）の伸縮性で身体の動きについていきます。吸汗速乾機能も優れているので、汗による生地の湿潤状態というストレスが解消され、体温と運動時のパフォーマンスの低下も防げ最適です。

マイクロファイバー繊維は原糸が三角断面構造で形成され、自体の重さの1.8倍まで水分をすばやく吸収します。そして、原糸自体にある微細な隙間に空気が通過することで、繊維が速乾燥しますので汗染みもできにくいです。

肌荒れの要因として天然素材とは関係なく、生地の繊維表面の粗さが挙げられます。髪の毛の太さ100分の1のマイクロファイバー繊維を弊社は生地の設計段階でセンシティブな繊維表面に仕上がるよう編みたてていますので、滑らかな肌ざわりで敏感肌の方も安心して着用いただけます。

綿は汗を良く吸いますが、吸い込んだ水分を適度に放出できない為、運動時などは生地はびしょ濡れになり汗染みも出ます。汗を吸った生地は水分の重さも増して、着用自体がストレスになります。マイクロファイバー素材は吸水だけではなく速乾機能も優れており、生地の湿潤状態を解消して、水分皮膜をつくらないので、肌にやさしく清潔に使える抗菌繊維という点で綿にはない、優れた特徴を持ってます。

弊社が熱圧着でクロッチを貼り付けた、試作ショーツの試験結果を元にした回答になります。全ての熱圧着で仕上げた製品に該当するかは不明瞭、という前提で熱圧着の場合、堅牢度が低く200回程の洗濯で貼り付けたクロッチのサイドと中央部に剥離が見られました。

例えがナショナルブランドで恐縮ですが、ブランドの製品をご覧になってもらえれば分かると思いますが、高級品は全て製品を縫い上げています。これは衣服に限らず革製品、手帳、バッグ、靴、小物等も同様にしっかりと縫製されてます。
これはブランドの正統もありますが、縫製する方が明らかに製品の堅牢度が上がり、製品を長く愛用できるからです。

クロッチを貼り付けることで、製品の製造工程を減らしコスト削減ができ、お客様へ低価格で提供できる強みもあります。
また、メーカーによっては「同じショーツを200回も着用しないであろう」という前提に製品を製造することもあります。
従ってこの場合、どちらが良いとか、優れているという問題の前に、お客様のニーズやメーカーの意図によって、製品の仕様が変わる為、購入されるお客様が製品に求めている点を明確にして、実際に製品を着用して、ご判断いただくのが最善かと思います。